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【令和4年度】同報無線による森町病院からのお知らせ


令和4年9月のお知らせ

放送日:令和4年9月15日
担当者:院長 中村昌樹

 おはようございます。森町病院院長の中村です。今月は引き続きコロナウィルスへの対応についてお話します。
市町別の感染者数を月ごとにみると、8月の森町の人口当たりの感染者数は、中東遠地域6市町の中で最も少ない数でした。しかしながら決して感染者数が少なかったわけではなく、8月の森町の合計感染者数は556人と過去最高の数となっています。このことは、他の市町でも全国的にも8月は今までにない数の患者が発生したということを意味します。オミクロン株のBA5の感染力が強いことと同時に、行動制限を行わず人々の活動が活発化すると確実に感染が広がることを示しています。しかしながら、多くの方が軽傷で、肺炎を合併したり、後遺症に悩んだりする方は感染者全体の数からみると少数です。ただし、基礎疾患のある高齢者では、コロナ感染がきっかけで死に至る場合もあります。したがって、感染者の絶対数が増えることで、結果的に死亡者数も増加することになります。この事実を、社会全体がどのようにとらえるかが問われます。
 現在、国は感染拡大を防ぐことよりも、感染によって重症化し死に至る人をいかに少なくするかに焦点を絞り、社会経済活動を止めない方向に舵を切っています。そのため、9月7日付でこれまで10日間だったコロナ感染者の隔離期間を7日間に短縮しました。症状が軽快してから24時間以上たっていることが条件ですが、このような変更は、時間経過とともに排出するウィルス量が減少し、感染させる可能性が低くなるという事実に基づいています。しかしながら発症から10日間は決して感染のリスクがゼロになるわけではありません。したがって8日目から社会活動に復帰するとしても、感染対策には引き続き注意が必要です。また感染しても無症状の方がいるのも事実です。その場合、気づかずに人にうつしている可能性もあります。このような状況を考えると、自分自身が常にウィルスを持っている可能性があるという前提で、人に感染させないような行動が求められます。そのためにはマスクの着用が最も有効です。もはや感染対策は普通のこととして対応していかなければなりません。
 先月のこの放送で、1週間ごとの累積患者数で見ると、森町では7月31日をピークに感染者数は減少しているとお話ししましたが、その後再度増加し、お盆あけの8月22日と、学校が始まった後の9月8日にも増加の山を迎えています。森町では第7波において3回のピークがあったことになります。このことは、活動が活発化することで確実に感染が拡大することを示しています。現在は減少傾向ではありますが、未だ連日多くの感染者が発生しています。そのことを踏まえたうえで、これからのウィズコロナ時代をどう乗り切っていくかを考えていかなければなりません。9月18日に、森町病院友の会主催の地区懇談会が開催されます。どなたでも参加は自由です。そのような場で、地域の皆様と話し合う機会が持てればよいと考えています。引き続き皆様のご理解とご協力をお願いいたします。

令和4年8月のお知らせ

放送日:令和4年8月15日
担当者:院長 中村昌樹

 おはようございます。森町病院院長の中村です。今月は引き続きコロナウィルスの感染状況についてお話します。
 先月は、森町のコロナウィルスの人口当たり感染者数が、7月前半においては中東遠地域で最も多いことをお話しました。その後他の市町でも多くの患者が発生し、7月全体として森町は中東遠地域各市町の中で3番目の多さという結果になりました。森町の感染者数は、7月31日をピークに減少に転じています。このことは、町内の皆様の感染対策に対するご協力のおかげであり、心から感謝申し上げます。とは言え、全国の感染者も上昇率は緩やかになったものの、まだ減少に転じているとはいいがたく、中東遠地域全体でも引き続き増加傾向が続いています。森町でも減少傾向に転じたとはいえ、引き続き連日多くの新規感染者が発生しているのもまた事実です。
 今回の第7波では、これまでと比べてけた違いの感染者数が発生しており、近隣医療機関でも次々とクラスターが発生しています。そのため通常の医療機能を制限せざるを得ない状況が続いています。当院と森町家庭医療クリニックの発熱外来もほぼ一杯の状態であり、PCR検査もすべての希望者に実施できていません。このような状況下において、必要な患者さんに適切に医療を提供するためには、どうしても優先順位を付けざるを得ません。緊急性の低い患者さんには待っていただくことも必要になります。
 今回の感染者の多くの方は軽症で済んでいます。自宅療養中の方も、ほとんど数日で解熱し、その後お元気に過ごされていることがほとんどです。しかしながら問題は人にうつすことです。感染力は極めて高く、発症してから10日間は人にうつす可能性があります。また、同居家族なども、患者と接触を断ってから5日間は発症する可能性があり、やはりその間、人との接触を断たなければなりません。そのため様々な社会機能が滞ることが問題となります。全国で多くの医療従事者も感染したり家族が発症したりすることで休まざるを得ない状況が発生しており、そのことが医療ひっ迫にさらに拍車をかけています。
 感染を拡大させないためには、地域全体の取り組みが必要になります。現状においては、発熱などの症状があったとしても、すぐに検査を受けることが困難な状況です。発熱などの症状があった場合は、たとえ1日で熱が下がったとしても、まずはコロナであるという想定で人にうつさないよう行動することが大切です。感染は飛沫によるものがほとんどで、接触によるものは極めて少ないと言われています。その点でマスクの着用は有効です。ただし熱中症を避ける意味でも、人と接触しない場面では、マスクを着用する必要がないこともご理解ください。地域医療提供体制を守るため、引き続き地域の皆様のご協力をお願いいたします。

令和4年7月のお知らせ

放送日:令和4年7月15日
担当者:院長 中村昌樹

 おはようございます。森町病院院長の中村です。今月は、現在のコロナ感染発生状況と夏場に多いダニによる感染症についてお話します。
 まずはコロナについてですが、7月に入ってから森町で急速に患者数が増えています。7月1日から12日の患者発生数を、人口1000人当たりでみると、磐田市2.40人、袋井市1.69人、掛川市2.57人、菊川市1.89人、御前崎市1.29人に対し、森町は4.28人と他の市町の倍近くの患者数が発生しています。全国的にも急速に感染者の増加がみられますが、このことはオミクロン株のうちBA5という感染力が強い型が広がったためと思われます。6月まで森町は人口当たりの感染者数が、他の市町よりも少ない状況でしたが、今月に入ってからは中東遠地域の中でも突出して多い感染者が発生しています。その要因の一つは、保育園などで子供たちに感染が広がったことが挙げられます。乳幼児が感染すると、家庭内で隔離をすることはほぼ困難です。そのため、多くの家庭で家族全員に感染が広がってしまい、そのことが感染者数の増加につながっています。幸いにして今のところ高齢者の感染は見られず、重症者も発生していません。しかしながら、このままの勢いで感染が広がり続けると、いずれは基礎疾患のある高齢者にも広がり致命的にもなりかねません。感染を予防することも大切ですが、万が一感染した場合、できるだけ周囲に広げないことも大切です。発熱などの症状がある場合は検査結果を待たずに、まずは人との接触を断つことが大切です。今一度感染に対して気を引き締めていただけるよう地域の皆様にご協力をお願いいたします。
 もう一つ注意してほしいのは、ダニに咬まれることによって感染する、重症熱性血小板症候群、略してSFTSと呼ばれる病気が町内でも発生していることです。SFTSは、ダニによって媒介されるウィルスによる感染症で、発症した場合、特に高齢者で致死率が高くなります。令和2年度まで、静岡県内の発生はありませんでしたが、令和3年度になり特に県西部で発生が報告され、森町内でも昨年の秋から今までに3例の患者が発生しています。ダニに咬まれたからと言って必ずしも発症するわけではなく、慌てて取り除いても感染を防げるわけではないので、夜中に救急外来を受診する必要はありません。万が一ダニに咬まれた場合、1~2週間の経過観察が必要で、その間に発熱などがみられた場合は、医療機関を受診し、ダニに咬まれたことがあることをお話してください。その場合、血液検査などが必要になるため、なるべく通常の診察時間内に受診するようにしてください。まずは日頃からダニに咬まれないよう注意することが大切です。草むらや畑などに入る場合は、長袖長ズボンを着用し、首にタオルを巻くなどの注意が必要です。何事も予防と早期発見早期治療が大切です。引き続き、地域の皆様のご理解とご協力をお願いいたします。

令和4年6月のお知らせ

放送日:令和4年6月15日
担当者:院長 中村昌樹

 おはようございます。森町病院院長の中村です。今月は、現在のコロナ感染発生状況、ワクチン接種、そして当院の面会制限についてお話します。
 第6波も、全国的には2月をピークとして、その後患者数は減少傾向です。月ごとの累計患者数でみると、森町は全国よりも1月遅れて3月にピークを迎えていますが、その後減少し、ゴールデンウィーク後の一時的な増加はみられたものの、比較的早く減少に転じています。今年の1月から現在までの人口当たり患者数は、中東遠地域の平均が100人あたり4.42人に対し、森町は3.32人で、中東遠の各市町の中で最も少ない数です。このことは、地域住民が感染対策に努力してきた結果であり、医療に携わる立場として、心から感謝申し上げます。しかしながら、森町でも依然散発的に新規感染者が発生しているのもまた事実です。世界各国の状況をみても、患者数は下げ止まりの状態が続いています。したがって、引き続き、必要な感染対策を怠らないようにしなければなりません。
 ワクチン接種については、森町の3回目の集団接種は5月末で終了していますが、当院では毎週水曜日に個別接種を継続しています。予約の窓口は、町の健康こども課です。ご希望の方は、健康こども課に問い合わせてください。4回目のワクチン集団接種は7月2日から開始されますが、対象者は60歳以上か18歳以上で基礎疾患のある方に限られます。これは、4回目のワクチン接種の目的が、感染予防ではなく重症化の予防であるためです。これまでのデータから、4回目のワクチン接種の感染予防効果は限定的ではありますが、重症化予防効果はあるようです。また、オミクロン株では若年者の重症化がほとんど見られないため、世界各国でも、4回目の対象は高齢者としている国がほとんどです。目的を理解したうえで、4回目の接種を受けるかどうかを判断してください。また、新たな株が出てきた場合に、それに対してワクチンの効果があるかどうかはまったく不明です。今のところ幸いにしてオミクロン株に続く新たな株の出現は認められていません。しかしながら、感染が長引く中で、今後も新たな株の発生が無いかどうかはわからず、仮に新たなウィルスが出てきた場合に、それが病原性の強いものかどうかもわかりません。そのことも踏まえた上でワクチン接種をするかどうかを判断してください。
 現在当院では入院患者に対する面会を禁止していますが、状況によっては面会も許可しています。今後コロナ感染者の減少がさらに進めば、段階的に面会制限を緩和していく方針です。コロナ禍のために、本来入院が必要な患者さんが不利益を被らないようにすることが大切であると考えています。
 今後も必要な感染対策は怠らず、これまで休止していた様々な社会活動が再開できるよう、引き続き地域の皆様のご理解とご協力をお願いいたします。

令和4年5月のお知らせ

放送日:令和4年5月15日
担当者:院長 中村昌樹

 おはようございます。森町病院院長の中村です。ゴールデンウィークがすぎ、全国的にも、この森町でも再びコロナ患者の増加がみられています。蔓延防止重点措置などが解除されたことで、ゴールデンウィーク中に人々の活動が活発化したことが原因であると思われます。蔓延防止重点措置が解除されたからといっても、決してコロナが収束したわけではなく、依然として第5波の時よりも多くの患者が連日発生している状況は続いています。今後、再び何らかの行動制限が行われるかどうかはわかりませんが、コロナ禍も3年目を迎え、感染防止の方法については、知識として人々に十分いきわたっているはずです。大切なことは、一人一人が、いかに実効性のある対応を、実際に行うかどうかです。感染のキーワードは、やはり密です。換気の悪い閉鎖された空間に人が集まる場は、感染の危険性が高くなります。逆に屋外などで、人との距離が十分保てるような状況では、必ずしもマスクの着用は必要ありません。しかしながら、1メートル以内で人と会話する場合は、屋外であってもやはりマスクをした方が良いと思います。感染は、人と人の間で起こるものですから、人と接触しない場においてマスク着用の意味はありません。今後は熱中症対策も大事になってきますから、不必要な場でのマスク着用は避けた方が良いかもしれません。大切なことは形ではなく、意味のあることをすることです。実際に、飲食店においても、しっかりとした対策がとれていれば感染を防ぐことはできています。
 しかしながら、人のやることはいつも完璧であるとは限りません。しっかり対策をとったつもりでも、今のように連日コロナ患者が発生し、感染しても無症状の人が多い状況では、誰がいつどこで感染するかはわかりません。決して自分だけは大丈夫と思わないことです。
 万が一感染した場合は、人にうつさないことが何よりも重要になります。発熱やのどの痛み、咳などの症状が見られたら、まずは休んで人との接触を断つこと、そして積極的に検査を受けることをお勧めします。仕事を休むことに対して気が引ける人もいるかもしれませんが、無理をして多くの人にうつすことの方が問題になります。体調が悪い人に対しては、周りの人から休むように勧めたりすることもよいかもしれません。
 コロナ感染への対応も長期戦になっています。今後はポイントを絞ったメリハリのある対応を行うことが必要です。引き続き地域の皆様のご理解とご協力をお願いいたします。

令和4年4月のお知らせ

放送日:令和4年4月15日
担当者:院長 中村昌樹

 おはようございます。森町病院院長の中村です。コロナ禍の中で迎える新年度としては3回目ということになります。そこで引き続き、現在の森町におけるコロナ感染状況についてお話します。
 今回の第6波において、森町で最初の患者発生が報道発表されたのは、1月17日ですが、発症日からすると、1月10日に最初の患者が発生しています。このように、報道発表と発症の日付が異なることから、今回住所が森町の第6波におけるコロナ陽性者447名について発症日を基準に分析を行いました。森町の1日の新規患者数としては、2月19日の15名が最多ですが、その後も患者数の増減がみられ、3月10日と3月31日に1日12人というピークがみられています。今回の第6波は、2週から3週に1回の大きな波を繰り返しているのが特徴で、全国的には再び増加の傾向がみられています。蔓延防止重点措置が解除されたと言っても、現在も連日第5波のピークより多い新規患者数が発生しているというのが実情です。森町の、患者発生数を曜日毎に比較すると、火曜日から木曜日に多い傾向があります。オミクロン株の潜伏期の中央値が3日であることを考慮すると、多くの方が土曜日や日曜日に感染している可能性が推測されます。年代別にみると、30代以下が半数以上を占めており、高齢になるほどその割合が少なくなることから、やはり、土日の活動で人と接触する機会が多くなる比較的若い世代が感染し、家族内で拡大していることも推測されます。また、森町では3回目のワクチン接種が高齢者の約90%の方にいきわたっていることからすると、ワクチン接種がある程度感染を防いでいる可能性もあります。国内の研究でも、ワクチンによってオミクロン株に効果のある抗体が作られることが示されています。一方、第6波では感染した方の約85%は2回以上ワクチンを接種しており、約10%は3回接種した方であるという事実からすると、ワクチンを打ったら絶対感染しないというわけではないことに注意してください。それでも、3回ワクチンを打った方は、症状が比較的軽い傾向が認められます。以上のことからすると、活動性の高い50代以下の方も、やはり3回目のワクチン接種は行った方が良いのではないかと思われます。
 今週は、患者数がやや少ない状況ではありますが、およそ2週間毎に増加の波がくることを考えると、次の週に再び患者数の増加がする可能性があります。そして、その次の2週間後にはゴールデンウィークを迎えることになります。ゴールデンウィークでは人々の活動が活発化し、それを契機に再び爆発的な患者数の増加が起こることも十分予想されます。それを少しでも抑えるためには、この週末の感染予防策に十分注意し、次の波を少しでも低く抑えておくことが必要ではないかと思います。社会活動を継続するためには、ウィルスを人にうつさないことが何よりも大切です。現状ではいつだれが感染してもおかしくない状況ですが、そのような中でいかに感染を地域に拡大させないかに、みんなで取り組んでいく必要があります。地域の皆様のご理解とご協力をお願いいたします。