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院長あいさつ


公立森町病院 院長 中村 昌樹

院長 中村 昌樹

 当院は、人口18,384人(平成31年4月1日)の森町が、単独で運営している公立病院です。私は、平成9年に現在の場所に当院が移転新築した際に森町に赴任し、以後「地域とともに在る病院」を目指して、地域医療に取り組んでまいりました。
 病院移転前から現在に至るまで、在宅医療への取り組みは、当院の特色として現在も継続しています。平成10年に花壇ボランティア「あすなろ会」が発足、平成11年にボランティア組織「かわせみの会」が発足、同年に訪問看護ステーション開設、同時に看護部に退院支援を目的とした地域医療支援室を設置しました。平成12年から、町長、町議会議員、地域住民代表も参加した病院部署別の目標管理発表会を開催し、地域に向けて当院の取り組みなどを紹介してきました。現在も年に1回の恒例行事として継続しています。平成15年に地域医療支援室と医療福祉相談室、医事課病診連携係を一体化して地域医療連携室とし、平成17年病院に隣接した町有地に老健施設を誘致し連携を開始、平成21年回復期リハビリテーション病棟開設、平成22年住民有志による「森町病院友の会」が発足、同年静岡家庭医養成プログラム開始、平成23年病院に隣接して森町家庭医療クリニックを開設、平成24年在宅医療支援室を設置し、在宅医療コーディネーターの育成に取り組み、同年地域包括支援センターとの共催で多職種合同カンファレンス開始、これは現在も、年に3回多職種が一堂に会する場として継続しています。平成26年電子カルテ導入、平成27年インターネットを活用し北部の中山間地域である三倉地区の巡回診療を開始、平成28年に病棟再編を行い、以後3つの病棟を、急性期病棟、地域包括ケア病棟、回復期リハビリテーション病棟と機能別に運用しています。平成30年には近隣医療機関や住民の協力のおかげで、深夜帯の救急制限を行い、医師の働き方改革にも取り組むことができました。ざっと振り返ると、平成時代は、当院にとって目まぐるしく進化してきた時代でした。
 本年5月1日に、「令和」という新しい時代を迎えました。現在の当院の特徴は、継続して在宅医療に取り組んでいること、近隣医療機関や介護施設との連携を重視してきたこと、家庭医の養成に取り組んでいること、行政と一体的に地域包括ケアシステムの構築に取り組んできたこと、機能別病棟運営により、生活の場に復帰する医療の選択肢を提示してきたこと、そして何よりも、「森町病院友の会」や「病院ボランティアかわせみの会」、「花壇ボランティアあすなろ会」などの地域住民との連携体制が構築されてきたことが大きいと思います。これからの医療は、住民自らの取り組みを支え、悪化してから受診するのではなく、予防や早期発見、早期治療に取り組むことが重要であり、それこそが地域密着型の当院のような中小病院の役割と考えます。今年度の公立森町病院キャッチフレーズは、「すべてを未来の力に」です。これまでの取り組みを活かし、さらに職員一丸となって、新しい時代にふさわしい地域医療に取り組んでまいりたいと思います。

令和元年5月 公立森町病院 院長 中村 昌樹