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院長あいさつ

   公立森町病院  院長 中村昌樹

地域の概要

院長

 当院は、静岡県内で唯一、町単独で運営している町立病院です。経営母体である森町は、静岡県の中東遠地域の北部に位置しており、人口2万人あまりで農業、林業が主な産業の町です。
 町内には、古い神社仏閣も多く、毎年11月に行われる「森の大祭」は、その年の遠州地方の祭りの締めくくりとして開催され、3日間の祭典期間中は町中が一つになって大いに盛り上がります。祭り以外にもさまざまな町内の行事や奉仕活動などを通じて、町民同士お互いの顔が見える関係にあり、いわゆる地縁社会が残っている土地柄でもあります。
 また森町の北部には広大な山間地域を有し、特に山間部の高齢化は顕著であり、高齢者世帯の方々にとって医療施設への通院も大変困難な状況が認められます。

当院の役割

 地域医療の役割は、地域から必要とされることに応えることであるとの視点に立ち、平成4年度から現在に至るまで、病院として在宅医療に取り組んできたことも当院の特色の一つであります。さらに行政機関や近隣の福祉施設との連携を進めることで、総合的医療を目指してきました。
 当院の役割は、地域一般急性期、亜急性期、在宅診療を含めた継続的医療の提供を担うことと位置付け、地域の人々が安心して生活できるよう365日24時間の救急を受け入れるとともに、高度の専門性を要する場合にも対応できるよう近隣の医療施設との連携を強化して参りました。
 現在131床の小さな病院ではありますが、非常勤医による専門外来も充実し、常勤医との連携による質の高い医療の提供を目指しております。

開かれた病院を目指して

 また健康講座の開催、ボランティアの方々との協働活動、町会議員や役場の職員も参加した病院目標発表会の開催など地域に開かれた病院としての活動も行ってまいりました。現在、住民の方々の発起による「病院友の会」も立ち上がろうとしており、今後もさらに地域住民との会話を重視した医療活動を展開していこうと考えています。

人材の育成

 さらに医学生や看護学生の実習受け入れ、ミシガン大学、磐田市立総合病院、菊川市立総合病院との連携による家庭医養成プログラムなど、次の時代の医療を担う人材を育成することも公立病院の役割として力を注いでまいります。

 これまでも多くの方々に支えられてきた森町病院ですが、今後ともご支援のほど宜しくお願い致します。